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「薬」と「剤」

原稿を書くときに「降圧薬」と書くのか、「降圧剤」と書くのか、悩むことがありますね。「薬」と「剤」はとのように違うのでしょうか。日本臨床薬理学会のホームを見ますと「“クスリ、薬(ドラッグ)”とは“体に作用するもの”の全てを意味します。」と書かれています。体に良いものだけが「薬」ではなく、「麻薬」のように体に良くないものも含めて「薬」なのですね。ただ、違法で中毒性のあるものは「薬物」と称することが多いようです。

「剤」は、日本臨床薬理学会のホームページでは、最終的な医薬品製品の形態を「薬剤」もしくは「製剤」と称すると書かれていました。

ざっと調べた範囲では、「降圧薬」でも「降圧剤」のどちらでも良さそうです。出版物などでは、編集部の好みで統一しているようなので、編集部の指示に従えば良いですね。

ところで肛門から入れる薬、「坐薬」と「座薬」どちらが正しいと思いますか?ネットでみると「坐薬(座薬)」と書かれており、どちらでも良さそうです。文化庁のホームページを見ると「昭和31.7.5に国語審議会が報告した当用漢字表にない漢字を含んで構成されている漢語について、同音の別の漢字に書き換えるための指針の「同音の漢字による書きかえ」で「坐→座」と書き換えて使われています」とのことです。当用漢字は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の占領政策下の1946(昭和21)に内閣から告示された「当用漢字表」に掲載された漢字(1850字)なので、戦後に「坐薬」から「座薬」になったようですね。

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