改定、改訂、改正
プロトコールなどを変更する場合は「改定」、「改訂」、「改正」のどれでしょうか?これらの3つの言葉は紛らわしいですね。「改定」は「以前のものを改めて新しく定めること」、「改訂」は「書類の内容を改めて正すこと、文章の誤りを直すこと」、「改正」は「不備な点を改めること、事後的にそぐわないと感じられた箇所を直すこと」だそうです。プロトコールの場合は、誤植などの修正でなければ「改定」を用いることが多いですね。「改訂」は、誤字・脱字などの明らかな間違いを訂正する時に用いるのですが、教科書などで用いる「改訂版」は、「書物に改定が施されたものを指す」のだそうです。法律用語としては、「「改定」された法令文に沿うように新しく法令集を「改訂」する」と言うそうです。ただ、憲法に関しては「憲法改正」という熟語があるように、「「憲法改正」は、以前の憲法は時代が変わったので内容がそぐわないので正す」という意味で使われているようです。とてもややこしいですね。
なお、JCOGという研究グループでは「改訂」や「改正」について独自の定義を設定しているようです。JCOG関係で書類を作成されるときにはご注意ください。