研究対象者として選ばれた理由

本試験に参加を呼びかける患者さまは、家族性大腸腺腫症の患者さまで、大腸ポリープを徹底的に摘除する臨床試験のJ-FAPP Study III、J-FAPP Study III-2に参加中で、大腸切除術を受けていない(虫垂切除術を除く)方です。

そして、内視鏡的に大きなポリープはすべて摘除して5.0mm以上の大腸ポリープが残っていない方で、8ヶ月後に大腸内視鏡検査をすることが望ましいこと、16歳以上70歳以下の方です。

現在、抗血栓剤、抗凝固剤(商品名:バイアスピリン、バファリン、パナルジン、ワーファリン、ペルサンチンなど)を服用中の方、脳卒中(一過性脳虚血発作:TIAを含む)になったことのある方、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になったことのある方(ヘリコバクターピロリの除菌が成功した方は参加可能です)、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、出血性憩室炎、高度の出血性胃炎、出血傾向のある、血小板数10万以下、白血球3,000以下、プロトロンビン時間異常、現在、がんを持っている(根治的治療後、甲状腺がん、前立腺がんを除く)、抗がん剤治療、放射線治療中、アスピリン、メサラジンに対してアレルギーの既往がある、妊娠中、試験期間中に妊娠予定、頭痛や腰痛などにより痛み止めの薬を週3回以上服用している、などの方は参加することはできません。